「 キリストの福音をあまねく宣べ伝えました。このようにキリストの名がまだ知られていない所で福音を告げ知らせようと、わたしは熱心に努めてきました。」
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(ローマの信徒への手紙15章19~20節) |
1月1日の新年礼拝は沢山の子どもたちも来て、100名を越える出席者だった。教会幼稚園の子どもと両親も目立った。幼稚園のページェント礼拝を経験した子どもたちの保護者、そしてクリスマスを経験した方々が1月1日の新年礼拝に来て下さった。大きな喜びに溢れる新年礼拝となった。クリスマスの喜びの中で、クリスマスの恵みの中で新しい年を迎える大切さを示される思いがした。
1月6日は公現日だ。キリスト教世界では「公現祭」として祝日となる。救い主が公に現れた日と書く。公現日を神現日と呼ぶ教会もある。神がご自身を主イエスにおいて現わされた日として教会の歴史の中で重んじられてきた。クリスマスは12月25日で終わらない。クリスマスの12月25日〜1月6日までがクリスマスとして祝われる。救い主の誕生から主イエスの洗礼までが祝われる。1月6日は主が洗礼を受けられた日として祝われ、ここまでがクリスマスとされてきた。
西方教会(カトリック教会・聖公会・プロテスタント諸派)において、異邦人への救い主(イエス・キリスト)の顕現を記念する祝日。カトリック教会で「主の公現」とも表記されている。スペインやポルトガルやイタリアでは、1月6日に東の国の博士たちは幼子の主イエスのところに来て王として拝み、黄金、乳香、没薬を捧げる。この捧げものから東の国の博士は三人とされた。この博士を記念して、クリスマスプレゼントは1月6日のクリスマスの祝いの最後の日に渡すという事になっている。
三人の博士がエルサレムに来たのは主イエスが誕生して2年後とされていた。ヘロデ王が博士に騙されたと知って2歳以下の子どもを殺すという残虐な事件が起こった。三人の博士が、幼子を拝みにきた出来事と関係して記されている(マタイ2章16節)。この事件と関係して博士が主イエスを拝んだのは、主イエスが誕生して2年後とした。アウグスチヌスの影響で、主イエスの誕生後の13日目、すなわち1月6日を三人の博士が主イエスを拝んだ日とした。
12月25日に主イエスが誕生しクリスマスが始まり、クリスマスの喜びの中で新年を迎え、新しい時代が始まる。三人の博士が、異邦人世界からやってきて主イエスを王として救い主として拝み、新しい時代が始まる。異邦人世界の人々が福音によって神の聖なる民とされて救われて行く日、異邦人伝道の出発点だ。教会に託された使命を新たに受け止める日だ。
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