ある日いつものようにイエスが集まった人々にお話しをしていると、律法の専門家が立ち上がって質問しました、
「先生、永遠のいのちをいただくには何をしたら良いのでしょうか。」
「モーセの律法の教えには何と書いてありますか?」
質問をしてきた人に対して反対に相手に問いかけ考えるように促すのがイエスのよくなさる方法でした。
その人は律法を良く勉強していたので、得意になって答えました。
「『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くしてあなたの神である主を愛しなさい』と書いてあります。また『あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい』ともあります。」
イエスは
「それは正しいことです。それを実行しなさい、そうすれば永遠の命を手にすることができますよ。」
とお答になりました。
その人はそのことを実行していない自分に気がついたので自分を正当化しようとしてこう聞きなおしました。
「それではわたしの隣人とはいったい誰のことですか?」
イエスはたとえ話を用いて、こうお答えになりました。
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