ガリラヤ湖を渡り切って東岸に至ったイエスのもとに、悪い霊に憑りつかれたという二人の人が近づいてきました。この二人はいつもは墓場に住んでいました。二人とも夜となく昼となく大声で喚きたて、自分の身体に石を打ちつけたり棒で叩いたりと、凶暴で手の付けようがありませんでした。周りの人々は困って鎖の足かせを付けましたが、その鎖も引きちぎる有様です。 イエスの前に現れた時も、鎖を引きずって来たのでした。イエスはこの二人に向かって、 「汚れた霊よ、この人達から出て行きなさい」 と命令しました。