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イエスが、「子供たちのパンを取って小犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。「主よ、ごもっともです。しかし、小犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」 (マタイによる福音書15章26節) 「日本聖書協会発行:新共同訳聖書」より |
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犬は人間のペットとして古い歴史を持っている動物です。 聖書にも犬は数多く登場します。 しかし、聖書は犬に対して冷淡な態度をとっています。 「聖書に犬がこんなに多く出てきました。でもこんなに「犬」を虐げられて書いているなんて可哀想になりました。「犬」は今は愛玩用として大事に育てられていますのに・・・。」 とこのHPに協力して聖書の箇所を探してくださったN姉がおっしゃっておられました。 |
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詩篇22篇16節に「犬どもが私を取り巻き、……私の手足を引き裂きました。」とあります。この犬はイエス様を十字架に付けたローマ軍の兵士、つまり異邦人を指すようです。 と同時に、12節には「数多い雄牛が、私を取り囲み、」とあります。牛はきよい動物です。よってこの雄牛はイスラエル人を指します。 でも、イエス様を十字架にかけた時、異邦人はまだしも、きよい民のイスラエル人は真の王であるイエス様を取り囲んで悪口雑言を浴びせかけ、十字架につけました。何というかたくなさだっのでしょうか。 |
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しかし、異邦人にはマタイ伝15章のスロ・フェニキヤの女の素晴らしい模範があります。彼女は最初イエス様に近づく時、イスラエル人と同じ立場で「主よ。ダビデの子よ。」と呼びかけました。しかし、イスラエル人は行いによって神様に近づこうとした民です。それは御心ではありませんでした。イエス様も彼女の思い違いを正すためにお答えになりませんでした。 そこで彼女は27節で「ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパンくずはいただきます。」と言い、自分を小犬だと言い表しました。 自らの立場を理解し、謙遜になり、その上でイエス様の憐れみを求めたのです。これこそ神様の方法でした。彼女はイエス様からその信仰をほめられた、たった二人の内の一人となることができました。 |
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私たちは自分を表すべきではないのでしょう。聖なるイエスさまの御言葉を聞いても理解できない犬のような自分であるということをいつもわきまえ、謙遜でいなくていけないと思います。そして、自分は神様の無条件の愛によって救われた小犬だということが、私たちの勲章なのだと思います。 |
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犬の祈り 主よ わたしは見張りをつとめます。 わたしがここにいなければ だれがこの家を守るでしょう? だれに羊の番ができましょう? だれが忠実に見張りの役を果たすでしょう。 |
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忠実とはなにか わかっているのは、ただ あなたとわたしだけなのです。 みんなはわたしを よい犬だ りっぱな犬だと ことばでは言ってくれます・・・・・。 |
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わたしがみんなの愛撫を受け 投げてくれる骨を受け取り うれしそうな様子をみせれば みんなわたしが本当に喜んでいると 思い込んでいるのです。 |
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通りすがりに けとばしていく人も ときにはいますが、 それもたいしたことではありません。 わたしは見張りをつとめます。 |
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主よ この者たちからすべての危険が遠のくまで どうかわたしを 死なせないでください。 アーメン |
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