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イエスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と言った。
ルカによる福音書 11章 1節
ある日イエスが一生懸命に祈っておられるのを見た弟子たちは、祈りが終わると、
「主なるイエスさま、ヨハネは弟子たちに祈りの言葉をお教えになったと聞いています。どうか私たちにもどうやって祈ったらいいのかお教え下さい。」
とお願いしました。
するとイエスは静かにお答えになりました。
「祈るときにはこう祈ると良いでしょう
『父よ、御名が崇められますように。
御国が来ますように。
わたしたちに必要な糧を毎日与えてください。
わたしたちの罪を赦してください、
わたしたちも自分に負い目のある人を
皆赦しますから。
わたしたちを誘惑に遭わせないでください。』」
そして、祈る時は家の奥の自分の部屋で戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に向かって呼びかけながら祈りなさいとお教えになりました。また「本当の神さまを知らない人々のように、くどくどと言葉数多く祈らずに簡潔に祈りなさい。天におられる私たちの主は、私たちが願うより前から私たちに必要なものを全てご存じなのです。」とお教えになりました。
ユダヤ教のお祈りで、カディシュと呼ばれる短い祈りがあります。聖められますようにという意味だそうです。
「大いなる御名があがめられ、聖められんことを、御心のままに創造された世界にて。汝らの生涯と汝らの時代において、またイスラエルのすべての家の生命のあるうちに、その御国が一刻も早く実現されんことを。アーメン」
というものです。イエスは、このカディシュを、意味を改めご自分の言葉に言い換えて、祈りの言葉として弟子たちに教えたと考えられます。イエスのお教えになられたこのお祈りは今でも世界中の多くの教会で、多くの言語で祈られています。