sun mon tue wed thr fri sat
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わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。
マタイによる福音書 28章 20節
 
ある夜、わたしは夢を見ました。
わたしは、主とともに、なぎさを歩いていました。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生がうつし出されていました。
どの光景にも、砂の上にふたりのあしあとが残されていました。
ひとつはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとでした。

これまでの人生の最後の光景がうつし出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとをふり返ってみました。
そこには一つのあしあとしかありませんでした。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時でした。

このことがいつもわたしを悩ませていました。
わたしはその悩みについて主にお尋ねしました。
「主よ。わたしがあなたについていくと決めたとき、
 あなたは、途中の道を、わたしとともに歩み、
 わたしと語り合ってくださると約束されました。
 それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
 ひとりのあしあとしかなかったのです。
 いちばんあなたを必要としたときに、
 あなたが、なぜ、わたしを置き去りにしたのか、
 わたしにはわかりません。」

主は、ささやかれました。
「わたしの大切な子よ。
 わたしは、あなたを愛している。あなたを決して捨てたりはしない。
 ましてや、苦しみや試みの時に。

 あしあとがひとつしかなかったとき、
 わたしはあなたを背負って歩いていたのだ。」

マーガレット・F・パワーズ
(8月は聖書物語はお休みさせていただきます)

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