今月の特集題
  
-神の業を見る-

み言葉に生かされる




子ども達と共にみ言葉に導かれる
会田 愛香
 双子姉「ママ!学校で先生にお掃除が上手ですね。と褒められたよ!」
 双子妹「ママ!お友達が絵上手だねって言ってくれたよ!」
 双子姉「ママ~。Aちゃんと次の休み時間遊ぼうねって約束したのに、約束守ってくれなかった(泣)」
 双子妹「ママ~。Bくんが嫌なこと何度も言ってくる(泣)」
 私は、2013年6月に一卵性の双子を生みました。愛する娘たちはあっという間に小学3年生です。小学3年生にもなると、学校ではいろんな事が起こります。とても真面目で積極的な性格の為、どんな事にも一生懸命取り組み、その度に、悩んだり、苦しんだり、そして喜んだり、娘たちらしい学校生活を送っています。
 私たち親子の日課なのですが、20時30分頃にお布団に入り、娘たちからどんな一日だったか、私に伝えたいことを話す時間があります。それは、冒頭の様に5分で終わったり、長い時は1時間以上の時もあります。1時間以上の時は、子どもたちは悩みの中にいて、自分ではどうしようもなく、涙が止まらない時です。いつもは何かアドバイスをするというより、ただただ聞いて、受け止めるのですが、ある時、娘たちに伝えたいな、と口にした言葉がありました。それはみ言葉でした。
 「敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。」(ルカによる福音書6章27節)そして「あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。」(29節)とても有名なみ言葉です。ですが、私が幼い時に聞いた時は衝撃的なみ言葉であり、どんな意味があるんだろう・・・と考えたことがありました。娘たちも同じく、「え~~~?!」との反応。敵を愛することは、難しいことだけど、神さまを裏切って、イエス・キリストを十字架にかけた私たちのことを神さまは許し愛してくださった。神さまが私たちにしてくれたことと同じように、あなたたちも敵を愛し、許しなさい。というみ言葉が聖書にあるんだよ。と伝えました。そうしたら、娘たちの顔が少し穏やかになり、「ママ、たくさんお話を聞いてくれてありがとう。おやすみなさい」とニッコリして、眠りにつきました。
 私もママ9年目です。育児はとても楽しいのですが、時に悩んだり、反省します。今回の「み言葉に生かされる」という特集題をいただき、文章を考えた時に、私の中に神さまがいつもいてくださり、聖書のみ言葉に生かされ、導かれていることに改めて気付かされました。
 私自身、からし種ほどの小さな信仰ではありますが、これからも子ども達とみ言葉に導かれ、共に祈って歩んで行きたいです。    
(あいだ あいか)


展望台に登って
高橋 和美
 今年は夏休みがたっぷりあったので、何か新しいことに挑戦しようと考えていました。孫を連れて「越谷田んぼアート」を初めて見に行きました。こんな近くにこんな世界があったこと、今まで近くを通っていても全く気づかなかったことに、大変驚きました。コロナで望遠鏡は使えませんでしたが、田んぼに絵が描けることもびっくりですが、地上80メートルの高さで見るとかなり遠くまで見渡せ、遠くの山々、たくさんのビルや家、人があんまり小さく見えることに、子どもたちと一緒にびっくりしていました。ふと神様から私たちはこんな風に見えているのかしら、などと思ったりしました。
 また、節目の年だったので、人間ドックで健康診断をしました。受付でスマホを渡されたけれど更衣室が開けられず困ったこと、次々指令が来るので戸惑ってしまいました。そしてこの頃は、買い物をするときの支払い方法も新しくなって、レジで困っている年配者も多くいます。イオンの駐車場のシステムも新しくなりました。車のナンバー4桁を入れて、写真からマイカーを選ぶのです。私が戸惑っていると孫が手伝ってくれました。いろいろなことが機械を通してされる・・・。コロナになって新しいことが増えています。ついて行けないもどかしさ・・・。子どもたちの方が早い事に驚いています。
 そんな時いつも思うことは、神様はできると思っているのだ。重すぎる荷物は与えないのだからと思いながら頑張るのです。
 初めて越谷教会に行ったのは、イブ礼拝の時でした。生演奏での讃美歌の素晴らしさに感動しました。あれから十年いろいろなことがありました。
 私の子どもの頃は日曜学校や礼拝はあまり身近なことではありませんでした。大人になってから我が子と共に教会学校に通ったこと、礼拝に参加するようになったことなどを懐かしく思う毎日です。
 まだまだコロナで制約が多く大変ですが、大きな声で讃美歌が歌えるようになることを祈りながらペンを置きます。
(たかはし かずみ)

越谷教会月報みつばさ2022年9月号特集
「み言葉に生かされる」より



特 集