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2022年度 教会総会



三年目のコロナ禍での教会総会
書記  豊川 昭夫
 2022年度の教会総会は、4月24日、主礼拝後に行われた。出席者は男性13名、女性37名、合計50名。現住陪餐会員137名の5分の1(28名)以上の出席により総会は成立した。

2021年度諸報告
 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2021年度は受洗者5名、転入者2名の7名増に対して逝去者5名、除籍2名、信徒から教師へ1名の8名減で、現住陪餐会員は1名減だった。礼拝出席者は、朝礼拝は自宅礼拝者を含めて96名、夕礼拝は12名、合計108名。

◆各委員会等報告
 
伝道牧会委員会、教会セミナーを始め集会関係の行事は全て中止した。しかし委員会は、短時間で年間11回開催し、教会員名簿(住所録の作成)や教会書類の郵送等の事務作業を中心に奉仕をした。新年度も二年に一度開催される一泊二日の教会全体修養会の中止が発表された。

 
壮年会は、例会は一度も開催出来なかった。地区の壮年部の活動も同様に全てストップした為、新年度の会費は徴収しないとの報告があった。

 
婦人会も例会の開催は一度も出来ず、また会費も徴収しなかった。しかし納骨堂清掃と教会堂清掃は毎月実施された。次年度の役員は未定で暫定的に旧役員が留任する。

 
教会学校は、幼稚科・小学科・中高科の月平均礼拝出席者は37名。コロナの為、2月は休校した。歓迎会・花の日合同礼拝・平成園慰問・夏期学校と全て中止となった。

 
附属幼稚園は、前年度の園児数107名に対して、現在は109名。但し、三歳児を含めると129名になる。今年も充実した保育体制がなされていることが報告された。

 
みつばさ編集印刷委員会は、コロナ禍にあっても沢山の方の原稿が寄せられ毎月発行が続けられた感謝の報告があった。新年度も教会の伝道主題をもとに企画される。

 
キャンドルサーヴィス実行委員会は、キャンドルサーヴィスが中止となったが、イブ礼拝の奉仕をした。名称は次年度よりクリスマス実行委員会となる。

 
インターネット委員会は、第一礼拝を録画して、主礼拝時までに動画をアップしている作業が定着した。新年度は動画で教会紹介等をする案が報告された。

 
フェスティバルバザー委員会は、2021年度も11月の恒例の幼稚園との合同バザーは中止にした。

 
礼拝音楽奉仕の会は、例会は2月まで中止し3月に開催。毎年恒例のさんび夕礼拝、キャロリング、讃美歌を歌う会は休止した。

 
牧師招聘委員会は委員会の報告がなされた。

 
施設整備委員会は、2月に女性用トイレ下水管緊急工事があり対応した。昨年4月から始まった会堂修繕(屋根の雨漏り)献金が今年3月で借入金を完済した。

 
130年史委員会は、コロナ禍にある教会の実状を将来に書き残す必要から発行を二年延期した。今年11月に発行する。

◇会計・献金報告
 教会一般会計は、コロナ禍にあっても二年連続で黒字会計だった。各献金項目もほとんどが予算額より決算額が上回った。
 第二礼拝堂建築献金は、順調に積立が進み現在、総額約2,100万円の積立金がある。
 会堂修繕献金は3月で完済した。
 外部への献金のナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東京神学大学後援会献金・教団の伝道推進を祈る日の献金は、それぞれ年額約41万円、17万円、12万円、57万円と多くの献金が捧げられた。

議案
1.2022年度伝道計画案に関する件
「今日、驚くべきことを見た」 (ルカによる福音書5章26節)
 新しい主題、聖句のもとに伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。

2.2022年度予算案の件
 一般会計は、繰越金約50万円を含めて総額約1,300万円の予算が上程され、賛成多数で可決。

3.石橋秀雄教師辞任の件
 2023年3月をもって辞任する。出席者46名中46名の賛成で可決。

4.棚橋千恵美教師辞任の件
 2023年3月をもって辞任する。出席者46名中46名の賛成で可決。

5.清水義尋教師辞任の件
  2023年3月をもって辞任する。出席者46名中46名の賛成で可決。

6.責任役員に関する件
 例年通り、役員会に一任。

役員選挙
 総会席上で予備選挙を実施し上位12名の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名の薩摩雅宏、菊地孝枝、古澤ひかる、田口則彰、豊田雅孝、関口幸子の諸兄姉が選ばれた。尚、豊田兄は諸事情の理由により辞退され、次点の福田理絵姉が当選した。
 2期4年の任期を満了した石川洋子姉、岡田浩幸兄、岡林邦子姉、中村壽美子姉が休職となった。

終わりに        
 2019年1月頃から始まったコロナ禍の中で三回目の教会総会を迎えた。2021年度も、新型コロナウイルス感染防止の為、二年連続で教会の多くの行事が中止又は休止となった。同様に地区・教区の行事も悉く中止となった。埼玉地区の教会の中でも礼拝を中止したり、聖餐式を行わない教会もあった。
 そのような状況の中で、越谷教会は三密を避けて三回の礼拝も聖餐式も行ってきた。動画配信により自宅礼拝も続けられ礼拝出席者の合計数はコロナ前より増えた。そして驚くべき事はコロナ禍にあっても、5人もの受洗者が与えられたことだ。更に献金も多く捧げられ二年連続で黒字決算だった。ピンチはチャンスとよく言われるが、正にピンチをチャンスに変えた一年であり、今年の主題聖句の「今日、驚くべきことを見た」一年でもあった。
 世間一般は、オミクロン株の流行(感染はするが重症化しない)でウィズコロナの時代に入ったように思う。しかし、どのような時代であっても、力強く福音を宣べ伝えていく教会であり続けていきたいと思う。
(とよかわ あきお)

越谷教会月報みつばさ2022年5月号特集「2022年度 教会総会」より


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