今月の特集題 苦難の中の喜び
2021年度 教会総会
書記 豊川 昭夫 |
2021年度の教会総会は、4月25日、主礼拝後に行われた。新型コロナウイルスの感染を防ぐため大幅に時間を短縮して(午後0時から1時20分)行われた。出席者は男性13名、女性26名、合計39名。現住陪餐会員140名の5分の1(28名)以上の出席により総会は成立した。 報告は、時間短縮の為、全員事前に総会議案報告書を読んでいる事を前提にして会計報告や一部の委員会報告を除いて担当者からの報告はなく、質問のみで一括承認の形をとった。しかし、ここでは報告書に沿って報告します。 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2020年度は、受洗者1名、転入者3名の4名増に対して転出者3名、逝去者5名の8名減で、現住陪餐会員は4名減だった。礼拝出席者は、朝礼拝は自宅礼拝者を含めて97名、夕礼拝は15、合計112名。 ◆各委員会等報告 伝道牧会委員会は、8月の教会全体修養会と10月の卓球大会を中止した。2月の教会セミナーは、石橋牧師の講演会の動画を撮ってオンライン配信を行った。また故中井勇二兄の偲ぶ会を行った。 壮年会は、9月からの三ヶ月間だけ例会を行い、その他の月は休会とした。今年度もコロナの感染状況を見ながら9月から開催を検討している。地区の壮年部の活動も休止している。 婦人会は、例会は8月から11月まで開催し、その後休会としている。納骨堂の敷地整備の要望を役員会に提出し、3月に無事整備された。 教会学校は、幼稚科・小学科・中高科の月平均礼拝出席者は37名。歓迎会・花の日合同礼拝・平成園慰問・夏期学校と全て中止となった。今年度も夏期学校は中止。 附属幼稚園は、前年度の園児数113名に対して、現在は107名。但し、三歳児が来年までに順次15名入ってくるため、122名になる。石橋園長より充実した保育体制がなされていることが特に報告された。 みつばさ編集印刷委員会は、コロナ禍にあっても毎月発行が続けられた。今年度も教会の伝道主題のもとに企画していく。 キャンドルサーヴィス実行委員会は、例年のキャンドルサーヴィスが中止となったが、委員会は六回開催された。 インターネット委員会は、昨年の4月より第一礼拝を録画して、主礼拝時までに動画をアップしている。現在は、教会で全て作業しているので午前10時には動画を配信する事が出来ている。10月に関東教区婦人会連合の研修会を越谷教会で録画して、その動画を関東教区のホームページに配信する事に協力した。 フェスティバルバザー委員会は、残念ながら11月の恒例の幼稚園との合同バザーは中止にした。 礼拝音楽奉仕の会は、例会は、3回行ったが、毎年恒例のさんび夕礼拝、キャロリング、讃美歌を歌う会は休止した。 施設整備委員会は、昨年1月から始まった教会音響設備献金が今年2月で借入金を完済した。 130年史委員会は、コロナ禍にある教会の実状を将来に書き残す必要から昨年11月の発行を一年延期したが、現状況を鑑みて更に一年間の延期を決定した。 ◇会計・献金報告 教会一般会計は、昨年度は、コロナ禍にあっても約60万円の黒字会計だった。 第二礼拝堂建築献金は、順調に積立が進み現在、総額約二千万円の積立金がある。音響設備献金は2月で完済。4月からは会堂修繕献金が始まった。 外部への献金のナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東京神学大学後援会献金・教団の伝道推進を祈る日の献金は、それぞれ年額約40万円、21万円、13万円、57万円と多くの献金が捧げられた。 1.2021年度伝道計画案に関する件 年間主題 「苦難の中の喜び」 主題聖句 「あらゆる恵みの源である神、すなわち、キリスト・イエスを通してあなたがたを永遠の栄光へ招いてくださった神御自身が、しばらくの間苦しんだあなたがたを完全な者とし、強め、力づけ、揺らぐことがないようにしてくださいます。」 (ペトロの手紙一 5章10節) 新しい主題、聖句のもとに伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。 2.2021年度予算案の件 一般会計は、繰越金約60万円を含めて総額約1,300百万円の予算が上程され、賛成多数で可決。 3.責任役員に関する件 例年通り、役員会に一任。 総会席上で予備選挙を実施し上位16名(本来なら12名だが12位が5名いた為)の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名の豊川昭夫、舟橋葉子、一柳民恵、清水広幸、鈴木洋史、田坂邦彦の諸兄姉が選ばれた。尚、2期4年の任期を満了した薩摩雅宏兄と川田光江姉が休職となった。 昨年度は、新型コロナウイルス感染を防ぐため、教会の多くの行事が中止又は休止となった。地区・教区の行事も悉く中止となった。政府の緊急事態宣言も三回も出されて礼拝を休止した教会も多くある。その中で、越谷教会は三密を避けて礼拝を続けることが出来た。また第一礼拝の動画を流して自宅礼拝者と共に礼拝する形も定着した。まだまだワクチンの接種が進まないとコロナの終息はない。しかし、出口は確実に近づいていると思う。礼拝堂で全員が集まって、おもいっきり讃美歌を歌える日は必ず来る。そして、どのような時代であっても宣教の形は違ってもおもいっきり、力強く福音を宣べ伝えていく教会であり続けていきたいと思う。 |
(とよかわ あきお) |
越谷教会月報みつばさ2021年5月号特集「2021年度 教会総会」より |