今月の特集題 試練と喜び
2020年度 教会総会
書記 豊川 昭夫 |
2020年度の教会総会は、新型コロナウイルスの影響で4月より大幅に延期され7月12日、主礼拝後に行われた。出席者は男性13名、女性27名、合計40名。現住陪餐会員142名の5分の1(29名)以上の出席により総会は成立した。 ◆教務教勢、行事、役員会報告 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2019年度は、受洗者1名増に対して逝去者1名減で、現住陪餐会員の増減は無かった。礼拝出席者は2月までの平均では第一・主・夕礼拝の合計で94名。その後は自宅礼拝を推奨しているため、大幅に減少している。一方、第一礼拝を録画して自宅礼拝をしている方は大幅に増えた。 ◆各委員会等報告 伝道牧会委員会は、5月に他教会訪問ツアー、8月にキリスト教関連の映画を見る会、10月に卓球大会、2月に第8回教会セミナーを開催し、いずれも多く参加者があった。今年度の予定では8月の教会全体修養会は中止とした。 壮年会は、例会の中で6月に食い改めの会、11月に草加市内の史跡見学の野外研修を実施。3月から休会になっている毎月の例会は9月から再開する予定。 婦人会は、1月までは例会を中心に例年通りの活動を実施。しかし、その後は地区・教区の集会も全て中止か延期になった。例会も中止して8月より再開する。 教会学校は、幼稚科・小学科・中高科の月平均礼拝出席者は51名。前年度と同数だった。今年度は歓迎会・花の日合同礼拝・平成園慰問・夏期学校と全て中止とする。 附属幼稚園は、前年度の園児数107名に対して、現在は115名と前年度より8名増。4、5月と休園だった為、8月上旬まで保育を行う。 みつばさ編集印刷委員会は、コロナ禍にあっても毎月発行が続けられている。2019年度の特集題は「主の光に照らされて」だった。総会後に新年度の特集題を決める。 キャンドルサーヴィス実行委員会は、キャンドルサーヴィスには一部240名、二部160名の参加者があった。アンケートも実施したが、今年度は例年のようなゲストをお呼びしての礼拝は中止となった。 インターネット委員会は、4月より第一礼拝を録画して、主礼拝時までに動画をアップしている。今後は第一礼拝後、教会で作業して速やかに録画録音を流す予定。 バザー委員会は、名称をフェスティバルバザー委員会に変更した。教会と幼稚園で楽しいバザーを行い約41万円の収益金があり、台風19号の被災地支援に献金した。今年度のバザーは中止する。しかし幼稚園単独のフェスティバルバザー開催の可能性はある。 礼拝音楽奉仕の会は、毎月の例会の他に恒例のさんび夕礼拝、キャロリング、讃美歌を歌う会を開催した。8月に開催してきたさんび夕礼拝は9月に開催したが、今年度は中止が決定している。 施設整備委員会は、三階席にスピーカーの増設を行う等、主に音響設備に対応。尚、1月から教会音響設備献金を始めた。 130年史委員会は、今年11月発行予定だったが、コロナ禍にある教会の実状を将来に書き残す必要もあり、又集合写真も撮れない為、一年間の延期を決定。 ◆会計・献金報告 教会一般会計は、昨年度は、残念ながら約10万円の赤字会計だった。 第二礼拝堂建築献金は、順調に積立が進み現在、総額約1,900万円の積立金がある。教会修繕献金は12月で完済。音響設備献金は教会負担分105万円を第二礼拝堂会計より借入、1月から返済が始まった。 外部への献金のナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東京神学大学後援会献金は、それぞれ年額約39万円、23万円、12万円と多くの献金が捧げられた。また昨年12月より始まった教団の伝道推進を祈る日の献金は、3月迄で約22万円の多くの献金が捧げられた。 1.2020年度伝道計画案に関する件 年間主題 「試練と喜び」 主題聖句 「いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。」 (ヤコブの手紙1章2節) 新しい主題、聖句のもとに伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。 2.2020年度予算案の件 一般会計は、各種献金が大幅に減ると予想され、約10万円の赤字分を含めて前年度に比べ200万円減の総額約1,100万円の予算が上程され賛成多数で可決。 3.鈴木惠子牧師担任教師辞任の件 鈴木惠子牧師が隠退教師となる為、越谷教会の担任教師を辞任する事を43人中43人の賛成で可決。 3.責任役員に関する件 例年通り、役員会に一任。 総会席上で予備選挙を実施し上位12名の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名の岡林邦子、石川洋子、岡田浩幸、菊地孝枝、中村壽美子、田口則彰の諸兄姉が選ばれた。尚、2期4年の任期を満了した清水広幸兄と関口幸子姉が休職となった。 新型コロナウイルスによって世の中も教会も大混乱に陥った。教会行事と地区・教区・教団の集会が悉く中止又は延期になった。感染防止と礼拝や集会の開催という二律背反事象である。そのような中で、越谷教会は礼拝を中止するのではなくて、第一礼拝で録画して主礼拝時に自宅礼拝者と共に礼拝をするという今迄に全くない新しい形の礼拝を行った。コロナに負けるのではなく、むしろ年間主題である「試練を喜び」と思い、どのような状況の中にあっても力強く福音を宣べ伝えていく教会であり続けていきたいと思います。 |
(とよかわ あきお) |
越谷教会月報みつばさ2020年7月号特集「2020年度 教会総会」より |