今月の特集題
  聖書を読んで祈って伝道する

生活を照らすみ言葉




感謝を込めて
上原 牧子
 お元気でいらっしゃいますか。私は現在4月に夫の転勤により群馬県富岡市に引越し、石橋牧師に紹介していただいた甘楽教会に通っております。
 教会は、世界遺産である富岡製糸場のすぐ裏手にあり、自宅からも近く、遠くを見渡すと妙義山などの山々に囲まれ、一級河川の鏑川が流れる風光明媚で自然豊かな場所にあります。
 春から秋の季節を過ごす中で、様々な姿を見せる山々(現在は色鮮やかな紅葉色に染まっています)、日の光の輝き(朝日夕日の美しさ)、鳥や虫などの声を聞き、月や星の輝く中で、この地の自然の豊かさに、そして周囲の方々の優しさ温かさに包まれながらの日々の生活は、正に神様からの豊かなお恵みであると感謝の気持ちで一杯です。
 甘楽教会では、素敵な兄弟姉妹、CSの可愛い子ども達に囲まれ、また幼稚園のお母さん方を中心としたコーラスのメンバーにも加えていただきながら、目下、幼稚園のクリスマス祝会に向けて練習中です。
 先日、信仰の父として尊敬しております石橋牧師が遠方の当教会までお越し下さり、温かいメッセージまでいただきありがとうございました。
 又、先生にお会いすると同時に教会の皆様方のお顔が瞬時に浮かび、懐かしさと温かさの中での歓談となり、恵み溢れるひとときとなりました事、心から感謝しております。
 石橋牧師を始め、越谷教会の兄弟姉妹の皆様、これからもお変わりなく、お元気でいらっしゃいますよう心から願っております。
 私の好きなみ言葉であり、最初に与えられたみ言葉である「何も思い煩わないで」(フィリピ書4章6節)を大切にし、これからも教えていただいたように聖書を精読しながら夫と共に感謝して、一歩一歩信仰生活を歩んでいきたいと思います。
 そして皆様とまた元気にお会いできる日を楽しみにしております。ありがとうございました。(感謝して)
(うえはら まきこ)


遥かなるヨルダン川
一柳 民恵
 日々の生活に追われ、優先順位をつけながら、皆さんになるべくご迷惑をかけないようにと心貧しく生きているような者です。
 先日、列王記下の5章を示された。
 アラムの王の軍司令官ナアマンは主君に重んじられ、気に入られていた。彼は勇士であったが、重い皮膚病を患っていた。
 皆さんもよくご存知の箇所であります。
 かつてイスラエルの地から捕虜として連れてきた少女をナアマンの妻の召し使いにしていた。少女は女主人に言った。「御主人様がサマリアの預言者のところにおいでになれば、その重い皮膚病をいやしてもらえるでしょうに。」
 ナアマンが主君にこのことを伝えると、「行くがよい。わたしもイスラエルの王に手紙を送ろう。」
 是非、私のとんちんかん振りを知る上でこの個所をもう一度開いてみて下さい。
 私も何回かこの箇所を読んで知っていたのに物語のようにただ流していたことに気づかされました。私のことだとは全く分かりませんでした。
 礼拝説教でもこの箇所を石橋牧師からしっかり聞いています。鮮やかに覚えているのです。しかし、ナアマンと同じところにひっかかっていたのです。
 エリシャは使いの者をやってこう言わせた。「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」ナアマンは怒ってそこを去り・・・。
 軍司令官ナアマンは勇者なのです。
 経験則がものを言うのです。
 しかしキーマンである彼に家来は云う、あの預言者は「身を洗え、そうすれば清くなる」と言っただけではありませんか。
 さすがです、ナアマンは神の人の言葉どおり下って行って、ヨルダンに七度身を浸した。
 彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。
 一方この愚か者、普段は隠れて痛みを感じないで過ごしていても、何かのきっかけで、自分の身勝手さがどくどくと出てくる。
 私の毒を主が飲み干してくださるとはどうしても思えなかったのですが、全てをご存知である神様が見事に時間を掛けて遥かなるヨルダン川に私を導いて下さったのです。
 私は涙をもって感謝したのです。
 でも、あっけなく元の木阿弥、
 ダメだ
 神様、本当にごめんなさい。
 こうなったら、チマチマした日々のことはどうぞお許しください。
 あと何年の命か知りませんが、大枠で全部おゆだねしますので宜しくお願い致します。ハ〜レ〜ル〜ヤ〜。
(いちやなぎ たみえ)

越谷教会月報みつばさ2019年1月号特集
「生活を照らすみ言葉」より



特 集