今月の特集題 礼拝の充実を目指して
恵みの新年度
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奥田 尚子 |
ようやく春の陽光に恵まれるときがやって来ました。私は、この3月から4月の季節が一番好きです。 雪国で育ったので、11月末から降った雪が根雪になって、その冬の寒さをじっと辛抱し、年が明けてこの季節になると、その根雪が溶けて黒い土が見えてくるあの感激を、毎年味わうことが出来たからです。 ![]() 昨年は、自分の体が少し毀れ始め、危険信号が灯りました。そしてようやく自分の体を省み、大切にしなければ……と強く思うようになりました。神様に戴いたこの肉体を長年粗雑に扱ってきたことを、深く反省しています。 各科の医師や、整体師の方々に一つ一つ教えて頂きながら、トレーニングに励む毎日を過ごしております。毎朝目ざめると共に、自分の体の声を聴き、そして心の声を聴くことにしています。今、体はどんな状態なのか、何をすることが必要なのか、心は正常なのか、ゆがんでいないかと。 「主がご入用なのです」と呼ばれたときに、「はい」と即座に立ち上がれるようにしておきたいと願うのです。 神様は、小さな声で私を呼ばれます。「……をしなさい」と。 行動する前に、リラックスと強い集中力との切り替えがすばやく出来るように、アスリート達のパーフォーマンスをテレビで見ながら、あの瞬発力がどうしたら生れるのかを観察して、日々の行動に活かせるように心がけています。 「いつも目をさましていなさい」と主は言われる、それはいつなのか。普段怠惰に時間を浪費している自分にとって、とても厳しい言葉です。 だから、主日に礼拝を守り、生命の水をいっぱい戴き、必要とされる奉仕を一生懸命に行い、少しでもスキルを向上させるための音楽のレッスンに通い、今出来ることに精一杯励みたいと思っています。「やりたい」と心に願い、それが「出来る」ことは、とても素敵なことだと思います。 ![]() その赤い小さいノートの中に、尊敬していた英語の先生からの言葉があります。私の心にいつも留まって、気持がめげそうになるとき、私を支えてくれるのです。 「わたしの杯は小さいけれど、わたしは、わたしので飲みます」 |
(おくだ ひさこ) |
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田口 則彰 |
![]() わびしい思い出にさせたくないと思った理由は、2月に中学校の同窓会があったからでした。卒業してから30年目で初めての同窓会で、中には別人の様に変わっていて、名前を聞いても中々思い出せない人もいました。私が思い出すのに苦労していると、「昔は背が低かったからね」と、少し屈んでくれて、その途端中学生の頃の顔がパッと浮かび上がったり、また別の人は、とても些細なことを覚えてくれていて、その昔話で思い出したりと、思春期には、何がきっかけで三十年も忘れない思い出になるのか分かりません。ですからお弁当もあなどってはいけないと思い、気合入れて作りました。 そしてその同窓会で、とても素晴らしい体験をすることが出来ました。中学生の頃、いじめにあっていた人が勇気をだして参加してくれたのです。そのいじめは、暴力や悪口などの直接的ないじめではなく、皆から避けられ仲間外れにされる類のいじめでした。同窓会の二次会の時に彼女と同じテーブルの席になりました。乾杯の後、順に近況を話すことになり、彼女は同窓会に参加した正直な気持ちを話してくれました。「来るのは怖かったけど、30年前のこ ![]() 思春期は些細なことにも敏感で、どの様なことが楽しい思い出になり、また辛い思い出になるか分かりませんが、神様はどちらの思い出も、その人の糧になる様にして下さるのをあらためて知ることが出来ました。またその働きは本人の糧となるだけでなく、周りの人に恵みを与えることも教えて頂きました。まことに感謝です。 四月に上の娘は受験生になります。受験で大変な時期ですが、色々な思い出を作り、中学校生活最後の年を過ごして欲しいです。全てのことが自分の糧・恵みと信じ、感謝と勇気をもって新年度を迎えたいと思います。 |
(たぐち のりあき) |
越谷教会月報みつばさ2017年4月号特集 「恵みの新年度」より |
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