今月の特集題　　主は生きておられる

主の愛につつまれて

藤本かなえ

「今日は、こんな事があったんだよ」「明日は、○ちゃんと一緒に遊ぶんだ」と毎日楽しそうに一日の出来事を話してくれる娘。帰り道での会話はとても楽しく、成長を日々感じさせてくれます。そして、年長になり、ますます活発になっていく姿を見て嬉しく思います。 　晴れの日も雨の日も毎日同じ道を歩いて通う娘は、日に日に歩き姿もしっかりし、今では家から幼稚園まで走って通えるようになりました。私も負けじと一緒に走って登園です。大人気なく、６歳の子と勝負をしては先に走って行ったり、たまに手加減をしたり。雨の日には、大きなカタツムリを見つけ、「みんなに見せてあげたいから取る！」と木にへばりついてなかなか取れないカタツムリと格闘したり。こうして娘と過ごせる時間を楽しめるという事は本当に幸せなことです。 　園生活では、笑顔でいつも見守ってくださる先生方に娘も癒され、元気いっぱいに遊びながらみんなと友情を育み、本当にすてきな時間を過ごせているのだなと思います。家に帰ってからは、なかなか遊び相手になってあげられていないので日々反省です。役員をしていて、いろいろな準備で頭がいっぱいになりイライラすることもあります。話しかけてくる娘に、もうっ！とイライラすることもあります。そんな私に、「ママは幼稚園のお仕事大変だね。がんばってね」と声をかけてくれます。そんな娘の姿を見て、心も成長しているのだなと実感することがあります。ふとした時に心の成長が見え、私の心もポッと温かくなります。 　幼稚園に入る前は「ママやって」が当たり前だったのに、今では「自分でがんばってやってみるから見ていて」に変わりました。ついつい口出しをしてしまう私ですが、少しずつ自立していこうとする娘の姿は、親としてとても嬉しく、がんばれ！と応援したくなる気持ちでいっぱいになります。６歳でこれだけ成長した。でも、まだまだこれからもっと成長していく娘を想像するとワクワクでいっぱいになります。 　そんな娘もあと少しで卒園です。小学校という新しい道へと進もうとしています。 私には、親として子供を見守っていくことしか出来ません。娘を信じ、これからも一緒に成長し、楽しく過ごすことが出来たらと思います。 　いつも見守ってくださる神様。そして、先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。越谷幼稚園で学んだ一つ一つを大切にし、残りの園生活を楽しく過ごせれたらと思います。

(ふじもと　かなえ)

安永　秀貞

先ず、みつばさ原稿を書かせていただけること、「主の愛につつまれて」というテーマをくださること、このテーマを通じてもう一度、わたしの生と信仰を振り返させてくださることを神様に感謝致します。 　わたしは最近忙しい、育児に忙しい生活への不満や疲れで不平不満が多い日々でした。 　口では「主を愛します」「家族と隣人を愛します」と神様には祈りましたが、わたしは心から湧き出る祈りだったか、もう一度振り返ってみます。 　ヨハネの手紙一３章18節「子たちよ、言葉や口先だけではなく、行いをもって誠実に愛し合おう。」という聖書の句が骨に沁みます。 　すべての方々はそれぞれの悩みや疲れている状態にあっても一生懸命に克服していく方がたくさんいらっしゃいます。わたしはわたしだけが疲れていると苦しんでいると次から次へ、わたしになぜこのような試練をくださるのかについて神様の愛を気づいてないで感謝できずに不平を言いました。 　コリントの信徒への手紙一13章１節〜13節、愛の特性を幼い時から学んで、好んで歌っていたゴスペルソングを忘れて過ごしてきたようです。本当に好きだった聖書の句であることにもかかわらず・・・。コリントの信徒への手紙一13章４節「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。」わたしの忍耐弱さと情け浅さ、驕慢なわたしの生と神様の愛を気づいてないことを悔悟します。神様がわたしをどんなに愛しているか、家族と教会の聖徒一人一人をどんなに愛しているか、愛しているからこそ、すべての方々に同じく試練をくださり強くさせてくださり導きくださることを感謝いたします。 　未熟なわたしは初心に立ち戻って神様に小さなことから大きなことまで一つ一つ感謝する生活を実践してみようと思っております。ちょっとずつ一歩一歩神様にもっと近づいていきたいと思っております。 　感謝することを通じて主の愛につつまれて生きる生をもっと感じたいと思っております。 　もう一度、わたしたちを愛して下さる神様に感謝申し上げて、明日に向って活気に満ちていこうと思っております。 　「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」（マタイによる福音書11章28節）

(やすなが　すじょん)

越谷教会月報みつばさ2015年11月号特集 「主の愛につつまれて」より