今月の特集題 主の恵みの中に
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菊池 敬一 |
![]() 一月には母にも洗礼を授けていただき、越谷教会の枝としていただきました。礼拝に出席はできませんが、私が訪ねた際には手を握って、一緒にお祈りを捧げております。 思えば私が越谷教会で、石橋先生に洗礼を授けていただいてから、もう27年になろうとしております。キリスト教とは無縁の家庭の一人っ子でしたから、洗礼を受けたことは世間一般では親不孝だったのかもしれません。越谷教会の礼拝に出席するために毎週土曜に千葉から里帰りをし、クリスマスには礼拝に誘い、銀婚式に聖書を送り、越谷教会で結婚式を挙げ・・・ どうにか父と母にもみ救いをと願っておりましたが、結婚して家庭を持ってからは半ばあきらめておりました。 それが今、このように父も母もみな主と共にあることが許されている。使徒言行録16章31節の「あなたも家族も救われます。」のみことばは、成就したのです。 次女が生まれてすぐの2003年に八千代台教会に転会しました。長女は小学生の頃までは、次女と一緒に教会学校に通っておりました。幼稚園に入る前から、ほとんど休むことなく喜んで通っていましたが、長女が中学生になり部活のため離れてしまうと、次女も一緒に離れてしまいました。来年は次女も中学生になるので、ますます遠ざかることは目に見えています。 ![]() 私と一緒に食事をする時だけは、今でも食前のお祈りをします。また家族の誕生日の時などにはアーメンと祈ります。キャンドルサービスなどにはついてきます。それを続けて行く先にきっと訪れると思うのです。家族みな主と共にあるときが。 |
(きくち けいいち) |
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諏訪 幸子 |
![]() パーキンソン病を患い、15年にも及ぶ闘病生活。70歳で天に召されましたが、幸いにも寝たきりにはならず、わずか4ヶ月の入院生活でした。常に、硬直していく体と、薬の服用で軽くなる体、幻覚…。我慢強い人でした。父の苦悩を私は知りません。 病院の、特にリハビリでお世話になった理学療法士の先生方には、本当に良くして頂きました。訪問リハビリの頃からお世話になっていた方も居り、いつも笑顔とユーモアで接して下さいました。父が亡くなった事を聞いて、理学療法士の先生方が家に来て下さり、讃美歌「いつくしみ深き」を朗々と讃美して下さいました。びっくりしました。父がクリスチャンである事を知っていた先生方が、インターネットでお焼香の代わりとなるものを調べ、そして「いつくしみ深き」を練習し、わざわざ家へ来て下さったのです。感動しました。そこまでして下さった方々への感謝と同時に、彼らの心を動かしたのは父の人柄だという事に篤い想いが湧いてきました。 生前の父は、土手を犬と散歩していてもすれ違う人皆に挨拶し、二言三言交わす人でした。父の知り合いと思うと私も無碍には出来ず、一緒に挨拶をしていましたが、ずいぶん顔が ![]() 利かなくなっていく体で、大事にしていた事は礼拝に出席する事でした。薬を飲む時間を調節して、礼拝の時間に合わせ調子を上げるのです。神様を支えとして歩んでいた父と母でした。 一見長い闘病生活で辛かったのではないかと思われる父の人生も、たくさんの人との関わり、繋がりの中で、豊かな人生だったのではと思えるようになってきました。 嵐の只中にあると神様の恵みが分からず、絶望してしまいそうになる時があります。しかし主が、重荷で潰されそうな私を背負って共に歩んで下さいます。「私の恵みはあなたに対して充分である」。無いものねだりも、人を羨むのももう止めて、神様が私に下さっている恵みに感謝して歩んで行かれたらと思います。 |
(すわ さちこ) |
越谷教会月報みつばさ2014年11月号特集「主の恵みの中に」より |
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