今月の特集題 2013年度 教会総会
書記 豊川 昭夫 |
2013年度の教会総会は、4月28日主礼拝後に行われた。出席者は男性13名、女性31名、合計44名。現住陪餐会員196名の5分の1(39名)以上の出席により総会は成立。委任状は37通。 ◆教務教勢、行事、役員会報告 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2012年度は受洗者が3名、転入者が1名、別帳会員より現住陪餐会員へ1名で5名の増に対して逝去者が1名の減で前年度に比べ4名の会員増。朝礼拝出席者も前年に比べ3名増。 ◆各部各委員会報告 伝道牧会委員会は、8月に教会全体修養会を栃木県真岡市で開催、10月に卓球大会、2月に第1回教会セミナー(旧「信仰の先輩に聞く&石橋牧師と語る会」)を開催した。今年度は6月に他教会訪問ツアーを壮年部と共催で行う。 壮年会は、例会の他に、前年度行って好評だった屋外研修会を9月に野田で行った。例会出席者が固定化されているのでより多くの方の参加が呼びかけられた。 婦人会は、毎月第二週の例会を中心に例年通りの活動を実施するだけでなく、教区・地区への集会も積極的に参加した。 教会学校は、月平均礼拝出席者は56名で多くの出席者があったが、生徒は毎年歳は変わらないが、教師陣は毎年一つずつ歳を取るので新しい教師を大歓迎する報告有。 附属幼稚園は4月に44名が入園し、2013年度全園児は123名で前年度より8名の減。国策(認定こども園法)により2年後に幼稚園の形態が変わる為、今後の大きな課題である。 みつばさ編集印刷委員会は、教会の大切な伝道紙として毎月発行され、今年度も伝道主題をもとに企画していくことが報告。 キャンドルサーヴィス実行委員会は、キャンドルサーヴィスには一部170名、二部150名の参加者があった。座席配置の変更を行なったり、委員会でメーリングリストを活用した。 インターネット委員会は新規に会員専用として、パスワードを入力すれば月報みつぱさを閲覧出来るようにし、又フェイスブックも開設した。新しいサーバーとも契約し説教の録音も10年以上載せる事が可能に。 バザー委員会は、「ふるさとフェスティバル・バザー」をテーマに掲げ、約35万円の収益金があり、幼稚園の防災関連の整備と教会・幼稚園施設整備の積立金に配分。 礼拝音楽奉仕の会は、恒例の讃美夕礼拝を7月に、またキャロリングを12月に行い、諸貫先生による拡大聖歌隊の指導も受けることが出来た。 ターミナルケア勉強会は、病床訪問と平成園ボランティアを実施したが、心も体も信仰もゆったりの会は中止、次年度からは隔年に実施することになった。 越谷教会の今後の施設面の整備をする為、施設整備委員会が10月に発足され、当面車椅子対応トイレの整備にあたっていたが、この数年で幼稚園の形態が変わる為、保留となった。 ◆教会会計・各献金報告 教会一般会計は、約10万円の赤字会計でスタートしたが、決算では約7万円の黒字会計で終わることが出来た。第二礼拝堂建築献金は、順調に積立が進み現在、総額約900万円の積立金がある。昇降機献金は、全体の94%を返済出来、後数ケ月で返済を完了する。 外部への献金のナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東京神学大学後援会献金・東日本大震災支援献金は、それぞれ年額約42万、18万、14万、97万円と多くの献金が捧げられた。 1.2013年度伝道計画 年間主題 「行け。わたしがあなたを遣わす」 主題聖句 すると、主は言われました。『行け、わたしがあなたを遠く異邦人のために遣わすのだ。』 (使徒言行録22章21節) 日本基督教団で「伝道に熱くなる教団、教会」から「伝道に燃える教団へ」と議長として訴えている。「伝道しない教会は滅びる」ということが初代教会から示されている。「証し」し「伝道」するなかに主の力が現され、そして何より礼拝を中心とすることによって伝道に燃える教会になっていくことが出来る。礼拝出席者数が上向き傾向にあり、財政的にも予算が満たされ感謝である。一方、幼稚園は国の法律が変わり転換期にある。このことを覚え特に幼稚園の為に祈っていきたい。以上の祈りを持ちつつ伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。 2.2013年度予算案の件 一般会計は、久しぶりに黒字会計からスタートすることが出来、収入に見合った無理のない予算を立て、前年度並みの総額約千二百万円の予算案が上程され、賛成多数で可決。 3.責任役員に関する件 例年通り、役員会に一任。 総会席上で予備選挙を実施し12名の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名が決定したが、2名の方が諸事情により辞退を申し出、役員会で了承され、次点・次々点の方が当選された。新役員は、石川洋子、岡林邦子、貴田陽一、清水広幸、関口幸子、豊川昭夫の諸兄姉。尚、任期を満了した浅川信秀兄、小幡正兄、田坂邦彦兄、舟橋葉子姉が休職となった。 日本のどこの教会でも男性より女性の会員が圧倒的に多い。しかし、昨年受洗された3名は全員男性である。2010年度、2011年度は1名ずつの受洗者であったが、2人とも男性である。これで5人連続。そして、現在求道されているお二人の方も男性とお聞きした。数年前に、この総会報告の中で、教会と云えども世間と無縁ではない、寧ろ密接に結びついていると思うと書いた。とするなら、今回の男性の受洗者増は、正確には分からないがそれなりの理由があるのではないか。 国の法律が変わり、幼稚園の形態が2年後に大きく変わる。これも世間との関わりの中の出来事だ。この契機を積極的な伝道のチャンスと捉えるか否かが課題である。しかし、どのような時代、どのような状況にあっても、主が共にいて下さることを信じて、今年度も主イエス・キリストの福音を力強く宣べ伝えていく教会になれますよう切に祈ります。 |
(とよかわ あきお) |
越谷教会月報みつばさ2013年5月号特集「2013年度 教会総会」より |