今月の特集題  2012年度 教会総会



教会総会報告
書記  豊川 昭夫
 2012年度の教会総会は、4月22日主礼拝後に行われた。出席者は男性12名、女性28名、合計40名。現住陪餐会員192名の5分の1(38名)以上の出席により総会は成立。委任状は38通。

2011年度諸報告
◆教務教勢、行事、役員会報告
 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2011年度は、受洗者が1名、逝去者3名で前年度に比べ2名の会員減であった。近年、主礼拝出席者が減少傾向にあったが、2011年度は前年に比べ2名増えた。

◆各部各委員会報告
 
伝道牧会委員会は、8月に映画「アメージンググレイス」を見て神の恵みを考える会、10月に卓球大会、2月に「信仰の先輩に聞く&石橋牧師と語る会」を開催した。今年は8月に教会全体修養会を栃木県真岡市で開催する予定。
 
壮年会は、新規の試みとして9月に教会外での見学会(見沼通船堀)を実施し好評だった。
 
婦人会は、毎月第二週の例会を中心に例年通りの活動を実施したが、例会の出席者が前年度より3名増えた。
 
教会学校は、幼稚科・小学科・中高科の月平均礼拝出席者は58名。なお、教会役員の年一回CSの礼拝説教は、引き続き行う。
 
附属幼稚園は4月に46名が入園し、2012二年度全園児は131名。前年度より14名減少のため、一クラスを減らした。主任に佐藤祐子先生が就任した。
 
みつばさ編集印刷委員会は、2011年度も教会の大切な伝道紙としての役割を果たすことが出来た。特集は、教会伝道主題をタイトルに、そして東日本大震災を覚えながら計画した。
 
キャンドルサーヴィス実行委員会は、キャンドルサーヴィスには一部190名、二部110名の参加者があった。多くの協力者のお陰で実施出来たことへの感謝報告があった。
 
インターネット委員会は、ホームページを開設して10年を経た。毎週の礼拝説教を録音して聞けるようにした。約二年間分の礼拝説教を載せ、またCDに保存し貸し出すようにした。
 
バザー委員会は、「フェスティバルのようなバザー」をテーマに掲げ、約37万円の収益金があり、東日本大震災への献金と幼稚園防災設備の為に配分した。
 
礼拝音楽奉仕の会は、恒例の讃美夕礼拝を8月に、またキャロリングを12月に行った。諸貫先生の指導を受けることが出来たが、新年度は発声指導者が与えられることを願っている。
 
ターミナルケア勉強会は、病床訪問・平成園ボランティアを実施。心も体も信仰もゆったりの会は、石橋牧師の東日本大震災復興に全力を注ぐ教団総会議長としての働きを重視し中止した。

◆教会会計・各献金報告
 教会一般会計は、約76万円の赤字スタートから、決算では95,000円の赤字にまで好転した。第二礼拝堂建築献金は、婦人会ミニバザーより約180万円の献金があった。なお、12月に越谷教会への所有権移転登記がなされた。昇降機献金は、全体の60パーセントを返済出来た。
 外部への献金のナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東京神学大学後援会献金はそれぞれ年額約43万、17万、14万円と多くの献金が捧げられた。また東日本大震災支援献金は、昨年3月より総額として約200万円の献金が捧げられた。

議案
1.2011年度伝道計画
 年間主題 
 「行け。わたしがあなたを遣わす」
 主題聖句 
 「すると、主は言われました。『行け、わたしがあなたを遠く異邦人のために遣わすのだ。』」 (使徒言行録22章21節)
 使徒言行録一章八節では「地の果てにいたるまで、わたしの証人となる」と記されている。「地の果てにいたるまで」とは、福音の届かないところに福音を届けることであり、また同時に私達の身近なところで地の果ての痛みを背負っている人がいる、その方々に福音による慰めと希望が示されるように証しの生活をなすことが求められている。その為に、その中心である礼拝の充実を図り、この礼拝で熱くされた心をもって、証し人として地域に出ていくものでありたい。3・11246この時を見つめ、この時から示される伝道のヴィジョンを求め協議していきたい。青年達が教会で活動できるように対策を立てたい。以上の祈りを持ちつつ伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。
2.2012年度予算案の件
 一般会計は、収入に見合った無理のない予算を立て、前年度並みの総額約1,200百万円の予算案が上程され、賛成多数で可決。
3.責任役員に関する件
 例年通り、役員会に一任。

役員選挙
 総会席上で予備選挙を実施し12名の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名の一柳民恵、川田光江、薩摩雅宏、奥田尚子、菊地孝枝、雲見昌弘の諸兄姉が選ばれた。尚、任期を満了した貴田陽一兄と岡林邦子姉が休職となった。

終わりに
 越谷教会のホームページに「歩み」と言うページがあります。これは、越谷教会の創立から現在までの約120年間の歩みを一覧表にしたものです。短時間で120年の歴史を知ることが出来るよう一年間で数個の事柄を簡潔に記しています。牧師就任や献堂式等、また教会として初めて催した集会や発行した教会誌等重要な変化があった事柄が載せられています。ここ数年、教会総会の報告をみつばさに書いていますが、同じ様でいて、少しずつ教会が変化していく様子が、この一覧表を見ると良く分かります。
 ある牧師の言葉「教会で変えていけないものは絶対変えない。しかし、変えていいものは大胆に変える」。大リーグ初の黒人選手の言葉「不可能の反対語は、可能ではない。挑戦だ」。今年度もイエスキリストの福音を時に頑固に、時に変化をもって宣べ伝えていく教会となれますように祈ります。       
(とよかわ あきお)

越谷教会月報みつばさ2012年5月号特集「2012年度 教会総会」より


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