神学校日礼拝 「育てられた信仰」
清水 義尋

 昨年に引き続き、今年も神学校日礼拝として説教奉仕をさせていただきましたが、今回は越谷教会の皆さまへの感謝を書かせてください。
 僕は決して良い神学生ではありませんでした。教会での奉仕は他の神学生と比べて明らかに少なかったですし、電話一本で礼拝を休んだり、日曜日にふらりと違う教会に行ったりしたこともありました。いつもだらしない服装で礼拝に来る髪の長い神学生。ダメ神学生です。
 ですが、皆さんはそんな僕を暖かく見守ってくださいました。神学校生活には大変なことがたくさんあって、何度も挫けそうになりました。ですが、どうにか続けることができたのは、皆さまが祈り、励まし続けてくださったからです。それは僕にとって信仰の支えそのものでした。
 このことに対する感謝の想いを今回の説教奉仕に込めました。この説教は、越谷教会の皆さまに育てていただいた僕の信仰そのものです。僕も皆さんの信仰に倣って、皆さんと共にイエス様の十字架を見上げて過ごしてきました。一番大切なことを教えてくださり、本当にありがとうございました。
 どうにか修士論文を書き終えて、今は補教師試験の準備等をしながら残り少ない学びの日々を楽しんでいます。巣立ちの時が近づいていると思うと本当に寂しいです。ですが、もう少しだけお世話になりますので、どうか「神さまの子ども」であり、「越谷教会の子ども」であるよしひろくんを、引き続きよろしくお願いいたします。

越谷教会月報「みつばさ」2020年11月号より

      


ウィンドウを閉じる