主のご計画

舟橋 葉子

 越谷教会における母の信仰生活は、さほど長いものではなかったにもかかわらず葬儀には多くの教会員のご参列ご奉仕、そして葬儀社輝さんの丁寧なお働きもあって主の御恵みに満ちたものとなりました。石橋先生の力強いメッセージ、そして鈴木惠子先生による詩編23篇の朗読と証しはとりわけ深く心に刻まれております。
 母とキリスト教との関わりは、幼児洗礼を受けたこと、幼稚園と女学校で聖書や讃美歌に親しんだことくらいしか知らず、越谷教会で信仰告白に至るまでの長い年月はキリスト教とは無関係かと思っていました。しかし母の残したものの中に、宮城学院同窓会東京支部のクリスマス会プログラムを見つけました。2005年青学会館で行われたそれは完全な「礼拝」でした。宗教的には空白期間だと家族が考えていた時期にも、そういう形で神様に接していたのだと、主の長いご計画を改めて知りました。

(ふなはし ようこ)


越谷教会月報「みつばさ」2017年10月号より