講演会

共に教会を建て上げる喜び


奧田 尚子

 毎年九月に、役員研修会が行われますが、今年は、役員会、婦人会、壮年会の合同研修会として、特別伝道礼拝にお招きした、雲然俊美牧師に講演をお願いしました。
 「キリストがあなたがたの内に形づくられるまで」(ガラテヤ4・19)の聖句をテーマに、秋田楢山教会が開拓伝道に着手、桜集会所から桜伝道所として独立、その後桜教会へと進展するまで、同教会の牧師として働かれ、現在まで大学や看護学校、地域の団体などに講演を依頼されるなど、活発な伝道活動をしておられる、雲然牧師のご経験を通して、教会を形成することの意味を、失敗談等を交えながら、語ってくださいました。
 教会を「形成」するとは、「建築」すること、土台を整え、柱を立てて作り上げること。そのために役員は何をして行くか。 語られたことは、確かにいつも聞き、また自らも礼拝の度に唱えている言葉なのに、さて、お前はその言葉を実行しているのか、と鋭く問われる思いでした。
 我々は先ず、主日の礼拝を守り、愛の業に励み、キリストにつながりつつ共に交わり、そして再び礼拝へとつながって行く、それは、教会につながる一人ひとりの歩むべき日々であることを、改めて肝に銘じました。
 活力みなぎる語り口と、明るい笑顔で、聞く者みんなを楽しませてくださいました。

    (おくだ ひさこ)

越谷教会月報「みつばさ」2016年10月号より