ともしび交流 

豊田 雅孝

 9月11日(金)能楽堂大広間(松風)で開催された「ともしび交流会・戦後70年を考える会」に出席しました。女性13名、男性4名合計17名が参加しました。高い天井、大きな舞台に畳百畳もあろうかと言う誠に大きな広い部屋、前面には能舞台が、裏面には広い廊下越しに美しい山水庭園が広がっていて、そこにいるだけで豊かな気分にさせられました。





 前日までは甚大な被害をもたらした台風18号によって越谷市も方々で水が出て全国に報道されましたが、当日は嘘のような爽やかな秋晴れとなりました。
 川田さんの司会の下、讃美歌、酒井さんのお祈りをもって会が始まりました。続いて川田さんのマジックくじ引きで黄色いジェリーを貰った6人の人の愛唱讃美歌を全員で歌いました。
 貴田さんの「山中さんのお兄ちゃんと一緒にはだしで小学校に通ったよ」とのお話しをきっかけに戦中戦後の色々な事を話して頂き全員でそれらについて話し合いました。空襲で真っ赤に染まった東京の空、そこに前日帰って行った友人のこと、戦後の配給制度、東京から越谷に食料を買い出しに来た人で溢れる電車等々。今の平和の有難さをしみじみと噛みしめる思いでした。
 昼食後は、私の下手な「菩提樹」、貴田さんの素敵なハーモニカ、山中さんの楽しい腹話術など、その後は夫々に自由に過ごし3時頃お祈りをもって散会しました。

                (とよた まさたか)







越谷教会月報「みつばさ」2015年10月号より