教団総会議長再選にあたって

  天国のお母さん

貴田 陽一

 お母さん、あなたの息子、秀雄さんは、遂に三期目の教団総会議長に選ばれました。
 彼は高校を卒業したら電気技術者になりたかった。しかしお母さんの激しく情熱的な祈りが、彼の人生の方向を変えてしまいました。彼はそれを称して「わたしは、母親のヒステリーによって牧師にさせられた」と言っていますよ。
 東京神学大学へ。そこに待っていたのは闘争でした。その闘いはすさまじいものでした。
 主が彼を鍛え守りたまいました。
 越谷教会はその彼を牧者として迎えました。そして教会はその彼を教団総会議長として送り出さなければならないのです。
 困る、つらい。しかし今、神様は彼を必要とされています。私たち教会員は一七二〇の教団教会の伝道のために闘う我が牧者を、神と教団に捧げて、微動だにしない教会を、兄弟姉妹と共に造っていきたいのです。

         (きだ よういち)

越谷教会月報「みつばさ」2014年11月号より