祈りの教会

荻田久次郎

 6月29日の第五主日礼拝に武蔵豊岡教会の牧師栗原清先生をお招きし、神様の御言葉をお聞きする事が出来感謝でした。
 同教会は国道16号線の脇に聳えたつ十字架と緑の屋根を持つ歴史ある立派な教会です。ところが、20数年前から国道の拡張工事計画が告示され、それに係る教会と国土庁、市当局との協議の繰り返しで、一時は「教会は取壊しなのかどうなるのか?」と思い悩み、絶望のどん底に突き落とされたとの事でした。
 その時の支えは 人の手では不可能な事も神には全てが可能である との信念でした。礼拝の聖書箇所、歴代誌上22章11節〜19節のダビデが神様と約束しその子ソロモンに建設を移譲したダビデの揺るぎない神への信頼でした。11節「わたしの子よ、今こそ主が共にいてくださり、あなたについて告げられたとおり、あなたの神、主の神殿の建築を成し遂げることができるように。」16節「立ち上がって実行せよ。主が共にいてくださるように。」これ等の聖句に励まされ、精神を尽くし、魂を尽くし主に祈ったからこそ、会堂曳家移転・耐震化工事という大事業が成し遂げられたのです。
 栗原牧師先生及び教会員の方々の信仰の深さと祈り続けた忍耐力に感銘を受けると共に、完成を心からお祝い申し上げます。

(おぎた きゅうじろう)


越谷教会月報「みつばさ」2014年7月号より